🌸徒然なるままに~陽だまり日誌~令和元年10月28日🌸

 

〇新天皇陛下即位礼、誠におめでとうございます。

皆様、大変ご無沙汰をしております。お変わりありませんか。
気が付けば、もう、11月を迎える頃。秋の日暮れは早く、
黄昏時に、ひと息つくコーヒータイムがますます短くなったなあと、感じております。
今年の7月から、あれよあれよと、時間が過ぎてゆきました。
目が回るほど、といえば大げさに思われますが、

一度に、たくさんの仕事を修める必要があった期間でした。
しかし、おかげさまで、ダウンすることなく、こうして今日を迎えられました。
お支え下さるみな様に心から感謝を申し上げます。誠にありがとうございました。

10月22日、新天皇陛下の即位礼正殿の儀が行われました。
いち国民として、とても心安らかな、嬉しい気持ちになりました。
誠におめでとうございます。本当におめでたいことでございます。🌸🌸
普段(社会情勢も外の情報も耳を傾ける余裕が全くなく)は、
国家や天皇家について思いを寄せる機会は、なかなかありません(。。。すみません)
でも、思想など難しいことは私にはわからないのですが、
とても大好きなんです。
上皇后美智子様が御蚕様のお世話をなされるお姿や、愛情深いお心に深く感銘しております。
どれほどの慈しみを以て、生きていらっしゃるのかと。
美しく尊い叡智を映す鏡となり、覇気、機を開く剣を持ち、誕生、慈愛の玉を秘められて、
いのちからの願いの顕れの御存在に思えます。
そして、皇室のみな様が歩んでこられた歴史とお姿に、深く感動をしております。

私の胸にこみ上げるものがございます。
前の天皇陛下であられます上皇陛下が在位中、寒中の大事な儀式に、
おひとりで拝殿で祈りをお捧げになるご様子を、従者の方の書物で読んだ記憶がございます。
冬であろうと、儀式の最中、拝殿の中に暖房器具はなく、厳かな冷たい空気に満ち、
吐く息白く、寒気に凍るような床にお座りになられ、夜更けから、夜明け、いつ頃までか、
何時間もおこもりになられるということでございました。
ご高齢になられても、そのお勤めを続けられるお姿が、私の心の目に浮かびました。
天皇陛下というお立場がどれほど、大きな責務を頂いているのかと、
高貴な精神力に深く感動いたしました。

どれだけの国民が知っているのかはわかりませんが、
日本国は、天皇陛下おひとりにしかできない、多くのご公務によって、そして、
国民の知らないところで、日本国民と世界の平和のための、
伝統の行事儀式が行われているという事実に、深く頭が下がるのでございます。
何事においても、予想もつかないところで、静かに責務を負ってくださる大きなご存在に、
救われているのだと思いました。

そのことは、天皇家とゆかりのある東本願寺、御門首様にも同じように思うことでございます。
本山で、毎日、毎朝、冷気で冷えた御影堂内、晨朝勤行時に、
ご高齢になられる御門首様が、御佛器を御真影にお供えされるのですが、
遠くで拝見しても、一つ一つが大きな佛飯器でございます。
踏み台に上がり、大きな御佛飯をおひとつずつ、お供えなされるお姿がとても尊く、
有り難く、拝見するたびに涙がこぼれそうになりました。
寒中の京都の朝、その御影堂ともなると、こちらの寒さの比ではありませんでした。

本山の御佛飯器は相当重いとのことでした。御門首様は、お供えが出来るようにと、毎日、
ペットボトルに砂を入れて、腕力を鍛えられているとのことでございました。
どれほどの御覚悟を以てそのお立場になられたのだろうかと、胸が熱くなりました。

来月本願寺で行われる、親鸞聖人ご命日法要「報恩講」(11月21日~28日の一週間)では、
長時間、座してのお勤めがございます。
28日は、東本願寺にのみ伝わる「坂東節」といわれるお勤めも含めて2時間半のご法要となります。

昨年、わたくしは、ご法要に出仕し、御門首様のお姿をお近くで拝見しました。
お身体の方は大丈夫なのだろうかと案じておりましたが、
お姿を拝見した時に、真宗本廟の歴史を背負う最高責任者なのだと、
このお方が今、すべての僧侶、ご門徒の希望なのだと深く受け止めました。
来年度、新しい御門首様に継いでいただくことが決まりました。
御門首様も安心なされたことと思います。
どうか、お元気でいてください。

天皇陛下、そして御門首様の御存在は、象徴なのだと思います。
そこにいてくださるだけで、不安も恐れも心配もない、
安心、安らぎの御存在なのだと私は思います。
時代が変わろうと、新しい文明が興り、文化が栄え、
様々な価値観に満ち溢れる時代であろうと、
世界中の人類が全ていなくならない限り、いのちの真実の象徴は、常に姿を変えて、
私達の希望として存在し続けるのではないでしょうか。
天皇陛下、御門首様、南無阿弥陀仏、親鸞聖人の教え、お釈迦様の教え、阿弥陀如来の本願、
そして、父、母も私にとって、大切な尊いご存在の象徴なのだと改めて、ご縁に感謝致しました。
また、その象徴をお支え下さる、尊いたくさんの御存在へも、深く敬意を持っております。

平成から「令和」の時代となりました。
年齢に関係なく希望に満ちた未来を、一人一人が創造して実現してゆける時代だと、
わたくしは信じております。

個人の平和の創造が、世界の平和の出現につながりますよう、
心から、念じております。

なむあみだぶつ なむあみだぶつ、ありがとう、ありがとうございます
釈尼妙秀